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コラム
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避妊と中絶
避妊方法について
<低容量ピル>1周期(28日分)2,400円(税込)〜2,500円(税込)
毎日きまった時間に1回1錠服用します。
<避妊リング>
当院では子宮内黄体ホルモン放出システムを採用しています。
子宮内黄体ホルモン放出システム挿入費:32,810円(税込)
子宮内黄体ホルモン放出システム抜去費:1,650円(税込)
子宮内黄体ホルモン放出システムは、低容量ピルに較べ、避妊効果にすぐれ、加えて、月経量の減少、生理通軽減の効果があります。
挿入可能期間は5年です。
保険適応で避妊リングを挿入する場合、費用は3割負担でおよそ11000円になります。
<緊急避妊>
方法が二つあります。
◎内服薬(飲み薬) ¥9350
1、 無防備な性交渉のあと3日から5日以内に服用が必要です。
2、 作用機序は、LHサージを妨げ排卵を阻止します。LHサージの後には効果がありません。
3、 成功率は、97%程度です。
4、 今回以降の性交渉に対して、避妊効果はありません。
5、 BMI>25kg/m2の方には効果が落ちます。
6、 緊急避妊後、3週間以内に月経がはじまるはずなので、3週間以上月経発来しなければ妊娠検査薬を使って妊娠していないか確認の必要があります。
7、 授乳中の使用も可能です。
8、 内服薬服用と同時に、通常の低用量ピルをスタートすることができます。その場合、最初の7日間はコンドームなど別の避妊法が必要です。
9、 内服薬を繰り返し服用して避妊するのは、避妊率が子宮内避妊具、低用量ピルより劣るのでお勧めできません。
◎子宮内避妊具 ¥35000
1、 無防備な性交渉のあと5日から7日以内に装着が必要です。
2、 作用機序は受精後の着床を妨げている可能性が示唆されています。
3、 成功率は99%以上です。
4、 今回以降の性交渉に対して8年間避妊効果が持続し、避妊率は99%程度です。
5、 BMI>25kg/m2の方でも効果は落ちません
6、 子宮内避妊具装着後不正出血が続くことが多いので、子宮内避妊具装着後2週間から4週間のうちに妊娠検査薬を使って妊娠していないか確認の必要があります。
7、 授乳中の使用も可能です。
「もっと自由にピルを使ってみよう!」
服用法1:3週間ピルを服用して1週間休薬します。→28日周期で生理がきます。
服用法2:9週間連続してピルを服用し、3日間休薬します。→84日周期で生理がきます。
服用法3:出血してくるまでピルを続けます。
出血してきたら3日間休薬します。
避妊効果を保つため、最低21日間は連続してピルを服用します。→年間にくる生理の回数を減らします。
平均的な女性の生理周期を真似て、ピルは最初、服用法1で世にでました。しかし、実は生理周期はもっと長くてよいのです。服用法2、服用法3でも全く問題はありません。
昔の女性は、子供をたくさん産んだので、生涯の生理の回数は少なかった。現代女性は、生理の回数が多くて、それが現代女性の子宮内膜症を増やしているとも言われています。
煩わしい生理の回数をピルで減らして見ませんか。詳しくは、深見までお尋ねください。
中絶(妊娠12週未満)について
手術料110,000円(税込)(手術翌日と1週間後の診察料を含みます)
検査料12,000円(税込)(感染症、血液型)
この手術は、子宮の細い入り口(子宮頚管)から器械を挿入し、子宮の奥にある胎盤や胎児組織を吸引して取り出します。一般的には、この手術は医師一人で行われますが、当院では、術者とは別に麻酔専門医がついて、呼吸管理と疼痛管理を慎重に行います。術者は、手術に専念し、慎重に処置を行います。麻酔法は、静脈麻酔または腰部硬膜外麻酔です。手術は、掻爬法ではなく、吸引法で行います。手術当日、午前中に前処置を行い、一旦お帰りいただいて、午後に手術を行います。術後1日目、7日目に診療をいたします。手術に要する時間はおおむね15分程度で、その後1時間安静にしていただいてから、帰宅していただきます。
中絶手術のフロー図